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あとがき

「マリンガール」をお読みくださりありがとうございました!
このマンガは、2003年に絵本形式で描いたお話のリメイク(?)となっております。

当時書いた内容は、主人公の男の子(当時は名前を考えていませんでした)が、引っ越しの荷造り中に貝殻を見つけて、昔会った少女を思い出す。きっともう会えないが、君のことは忘れないだろう…みたいな、切ない内容でした。当時はそれでよかったのですが、いつしか、「むなしい! 二人を再会させたい!」と思うようになり…。
今回、ようやく描くことができました! 感慨深いです。
夏のお話なので、夏に完成させたかったのですが、なんだかんだで9月になってしまいました(^_^; まあでも、9月も11日になっても、まだセミの鳴き声が聞こえてたし、いいかな…みたいな(笑)。ひとまず公開できてよかったです。

作画的には、主人公たかやくんが、大人っぽくなりすぎないように、と意識しながら描いていたら、逆にかわいくなりすぎたとか、ツヤベタがたくさんあって大変だったとか、トーンもたくさん貼ったので大変だったとか(特に海と空!)、そもそもページ数が28Pと多くてなかなか終わらないとか、いろいろありましたが…(笑)。
空とか波とかのトーン作業の時、配布されているブラシが大活躍でした。作ってくださった方、本当にありがとう…!
ほかにも、「トーンのモノローグ枠」をずっとやってみたかったので、できて楽しかったです(^_^)

ところで、今回はセリフなどに句点を使わないでみました。使わなかったら、セリフの雰囲気とか変わるかな?と思って…。でも、たいして変わりませんね(笑)。

お話の舞台になっているところは、イメージした場所というか地域というか…は一応あるのですが、あくまでも、自分の中で、話や気持ちを盛り上げるためのイメージで、架空の町です。
なので、お読みくださった方、それぞれの、好きな場所や、理想の架空の町・海を思い浮かべていただければ幸いですv
少しでも、町や海の雰囲気が伝わっているといいなあ…。

今回、この内容で描くにあたって、もともとのお話とは設定など変えたり、つけ加えたりしているところがあります。で、もともとの話を読み返してみて、こんな内容だったっけ?とか思ったり、あらためて発見があったのでした(笑)。
それから、旅館やら海やらの参考に、旅行のガイドブックをいくつか見たのですが、すごく楽しかったです(笑)。
ずっと描きたかった内容を描けて、とても嬉しいです。
たかやくんとあさぎちゃん、ずっと仲良くいてほしいなあ…。作者として思います(^▽^)

それでは、長くなってしまいましたが、あとがきもお読みくださり、ありがとうございました!

2020.9.12